中央最低賃金審議会では「全国平均63円引き上げ」の目安が示されていました。
宮城県もBランクで「63円UP」目安でしたが、さる8月8日の宮城労働局での審議会では、
県内の物価上昇などを踏まえて、
「県内の地域別最低賃金を 時給973円から65円引上げて 時給1,038円 に改定」 とする案が纏められました。
宮城県の最低賃金は全国平均を下回っており、物価上昇に対応する事はもちろんの事、人材の流出防止を
目的として中央提示の目安額+2円で答申された模様です。
なお、最低賃金の上昇は事業主の負担増に直結しますので、国の助成金を積極的に利用されては如何でしょうか。
事業所での調達経費直接助成、労働時間・休息時間の見直し・有給取得促進 や 労働力減少に繋がると予想される
106万円の壁(来年度には廃止と思われますが)対策、扶養要件となる130万円(60歳以上等の方は180万円)の
壁対策として社会保険料助成などもあります。
業務改善助成金、働き方改革推進支援助成金、人材開発支援助成金、キャリアアップ助成金 等々、
ご提案申し上げます。
なお、最低賃金改定日は宮城県の場合 例年10月1日ですが、本年の最低賃金改定発効予定日は 10月4日との発表です。
いずれにしろ、自社の賃上額・賃上日(助成金申請との関係もあります)については、急ぎ検討開始されます事を
お願い致します。 ご相談には随時対応致します。