令和3年度の 労働保険料率について、
(1)令和3年度 労災保険料率 は令和2年度と同一です。(労災保険率、労務費率、非業務災害率の改正なし)
以下の厚労省ページを参照下さい。
https://www.mhlw.go.jp/…/rousai_hokenritsu_kaitei.html
(2)雇用保険料率 については、まだ 告示されていませんが こちらも 支払率については同一との情報です。
雇用保険率は、一般の事業については 9/1000。 農林水産業・清酒製造の事業は 11/1000、 建設の事業は 12/1000(特掲事業)です。
これだけだと、何ら変わらないので賃金総額に掛ける率に変更は有りません。来年の年度更新時の概算額が分かり易いですね。 但し、今年はその率の内訳が変わって来ます。
従来、失業等給付の分が労使とも 3/1000 でした。これが、失業等給付にかかる分が 1/1000、育児休業給付 にかかる分が 2/1000 となります。特掲事業は、失業等給付、育児休業共 2/1000 になります。これだけです。育児休業給付分が別出しされました。
これは育児休業給付金の額が基本手当と同程度まで膨れ上がって来ており、今まで「失業等給付」だったのを「失業等給付等」と 「等」が追加され、求職者給付、就職促進給付、教育訓練給付、雇用継続休 + 育児休業給付 の5給付制に昨年法改正された為です。